晩秋の昼下がり

みなとが、朝、茶白の地球儀乗りに呼応するように、掃除機に乗っています。それをニャンチューブ発信すると、毛布の上にまるまって、寝てしまいます。私が近くで靴下をはいても、この日のみなとはじゃれつかず、今は眠いからそんなことはどうでもいいそうです。この日は、朝日新聞販売所の裏のガゼボに、黒白猫がいました。眠っていてふりむかないけど、表にまわると、このガゼボはすっぽりと見えなくなります。新聞を仕分けする機械の音だけが響いてます。
みなとの寝床には毛布を敷いてありますが、もう1枚何かある方が暖かだろうと思い、私のセーターも貸してあげました。ところが、みなとは何かが怪しいと警戒して、なかなか乗りません。また余計なお世話だったろうかと思い始めた頃に、みなとはそこに乗って、いつものようにまるまって寝ました。起きれば上機嫌で、私の脚にじゃれてました。トラ白が、弁当屋の横を行きます。ちょっと立ち止まって、ふり向きましたが、私がクリスピーキッスを出す前に、歩いて行ってしまいました。灰白猫が窓で居眠りしながら見守ってます。川沿いの黒白猫が、この日は塀の下の石の間で昼寝しています。
みなとは、テーブルに上がり、私の膝に乗ってきて、ぴったりとつきます。やがて降りて行くけど、またテーブルに上がり、私の方に歩いてきて、同じようにハグします。それから、窓に行ってすわります。この日も川の横の塀の近くの木の下に、黒白猫が寝そべってます。薄目を開けて、私を見ています。毎日、少しずつ寝場所を変える猫だと、私が思ってますが、向こうも、毎日、こっちを見て行く人間だと、思っているでしょう。白猫が、うちのみなとと同じようなポーズで窓にいて、私を見ています。いったん横を向きましたが、少し経つと、首をまわして私を見つめます。白猫の家の横には、今日も電柱に、行方不明の黒猫の捜索ポスターがあります。雲ひとうない青空が、かえって悲しく見えます。案外、黒猫の霊がポスターに宿っていて、人が寝静まると、秘かに壁を通り抜けて、白猫と遊んだり一緒に眠ったりして、朝になると黒猫は再び壁を通り抜けて、ポスターの中にもどってるような気もします。さすがにハイビスカスは終わりましたが、朝顔はまだ咲いてます。細長い公園の向かいの家の横には、黒マスクのマモルが出ていて、僕はいつでも黒白合体している、超にゃんこですよと言ってます。






この記事へのコメント
大晴天のお空、外ニャン達ガゼボで日向ぼ
こです。
みなとちゃん、ニャンTubeは、掃除機
乗って大空散歩、魔法使いニャンですね。
黒白猫は、ん?ニャンTuberのママさ
んって、意識してますよ(*^_^*)。
こんにちわ。(=^・^=)
日向ぼっこ日和、ガゼボ日和ですね。
外にゃん大喜びです。
みなとは掃除機に乗って飛ぶんですか。
地球儀に乗るより簡単そうだと思ってましたが、より高度な技にみなとが挑戦です。
黒白はニャンチューブを見ていて、私のことまで知ってるのでしょうか。
あなどれませんね。
みなとちゃん
掃除機に乗って
可愛い魔女にゃ~
幸せをふりまいてね(^^♪
こんばんわ。(=^・^=)
みなとは現代の猫ですから、ほうきではなく、掃除機に乗って行くんですね。
猫に犬に人間に、世界中のみんにゃに幸せを振りまくそうです。